食べることを減らすことの難しさ
冷え取り健康法で知った「午前中は消化器の時間。」
その消化器の時間は食を止め、消化器を休ませ、出来るだけ消化器の空間を作り解毒のし易い状態を作るんだと。胃腸の回復をさせる、毒出しをスムーズ
にさせるんだと。
現代人は先人達の生活から比べると目覚めが遅く、現代の「朝食時間」は胃を休める時間に朝食をとっているから、もう胃を休める暇がないんですね。
満腹は消化吸収にも妨げがあり、逆効果だという説を学び目からうろこのカルチャーショックだった。
今や、ベジタリアン、正食、マクロ料理、ローフードなど、冷え取り健康法で説いてきた食生活は当たり前に情報化となっている。
幾つもの食生活の雑誌や書物が紹介され、安全な畑の材料を使う町のレストランも多くなり、それを好む人が増え、それが主流になりつつある。
私が育った当時にはそうした情報のない時代、冷え取り健康法で説いて知った知識は、今や時代の先端では当たり前になっているが、私の幼年から当時の玄米菜食は、変わった人がやっていること、病気の家だから食べるんだと、そういう風潮があったほど、食生活に関しては「食べることが健康」そんな時代でした。
成長期の子供には肉を沢山食べさせる、煮物には砂糖は必ず使い、調理酒、みりんを使うなど、薄味で素材そのものの味を食べるというのは病人食」のイメージだった。
今でも「ガツンと食べて元気いっぱい」というような、真逆な満腹の良さを風潮するコマーシャルが多い。
人間の歯は肉を噛み切れない。
人の歯はもともと雑穀や根菜、草食に適している歯だから、肉は消化出来ない。肉を食べた後の便の匂いが臭いのは『腸内腐敗』するからなんだと知り驚いた。体のために「肉を食べよう」時代に生きた私は、意識的に肉ばかり食べていました。
食べる意味を見直す機会
こんな考えに頭を使ったことの無い40年、平成3年に冷え取りに出会い、冷え性対策』とは違う、『肉体に必要なことは何か』、その根本的な分野に、一人心を開く機会になりました。
親から、学校でも習わなかった『人はなぜ食べるのか?』一般庶民は何も考えず、毎日考える事無く当たり前に三食を食べるとしてきたその生活、昔からそれが普通だったのでそれに関して専門知識は要らなかったわけですから、有るものを調理し自分の満腹を満たしたい量を食べるのが当たり前の生活でした。
家族でも、その食べる量は様々、味の濃さも隣近所でもいろいろです。
冷え取りとの出会いは、色々なその食生活を見直す、大きな転機を得た時でした。