夏にはじめた冷え取り健康法

 
冷え取り健康法を初めて20年目の夏がやってきました。
もう初心の頃が霧状の記憶になっていますが、その当時も、すでに暑い春から夏の前、5月は湿気の多い年で、健康状態はすこぶる悪かった年です。
生まれつき暑がりの身体。
東京に上京するまで、また上京をしてもまだ世間では「冷房」エアコンは普及しておらず、扇風機の時代でした。
一気に家庭内にも車も「エアコン」時代の到来で、冷え取り前の夏までは、部屋を閉め切って冷房をガンガンつけ、冷え切った状態にして寝ていました。
当時、それがどれだけ体に異常な事かは分からず、冷え性以外の友人知人達は冷房つけて寝る習慣が当たり前だったのです。
飲料水は「冷たいものを」これも子供のころから習慣病みたいに飲んでいました。
 

夏に4足重ね履きをしたら…

 
暑い土曜日に靴下が届きました。
初めて手にした靴下は手触りの良く、4足の靴下を順番に履くんだと説明があって、私はファンタジーが大好きで、60歳になる今もファンタジーを持ち続けているんですが、4足のふっくらしたデザインを見たら、デイズニーのおとぎ話の世界気分になっていました。
早速それを袋から出して1枚1枚重ね履いている内に気持ちが良くなって寝てしまいました。
忘れられないことは、その夜中に「凍り水のバケツに足を入れて寝て、その足が凍りつくほどに冷たくなった夢を見て飛び起きました。
しかし、起きて足元を見たら足元は生まれて初めて靴下を履いて寝ており、さらに4足も履いている。
もうそのソックスの中の足が凍りつくような自覚に「これが冷えなんだなと」初めて自覚を出来ました。
以来、半身浴以外は24時間、365日、冷え取り靴下を履かない日はありません。
 

冷え取り健康法は文字だけを読んで出来ない…

 
冷え取りをするとどうなるのか?と、よくこの言葉を聞かれます。
一人一人体も違いますから他人のそれを聞く方がおかしいんですが、しかし何事も体験が同意を生みますので、実行していないこうした話には返事はしてきませんでした。
冷え取りは興味のある人が「面白そうだと」始めたら良いと思います。
冷え取り健康法をスタート20年前、当時から10年ぐらいはとても重症の方が冷え取り健康法を始めておられました。
しかし、その後現代は普通の方がライフスタイルに取り入れるケースがとても多いのです。
マクロ食やローフードなど、自然食傾向が当たり前になった21世紀、そのブームが冷え取り健康法と自然にリンクするのも、また自然発生と言わざるを得ません。
冷え取り健康法がこの世に出て誰もが手探り状態で一人冷え取り実践をしてきた歳月は、もう大昔?状態の思える「半身浴・足湯」はいまやどの療法にも取り入れられ勧めているという社会用語にもなり、雑誌や書籍にもこの言葉が使われています。
重ね履き靴下はまだまだ浸透人口が遅れていますが、冷え取り健康法で広まった食生活は、特別なことをしなければならないというようなジャンルから離れ、基本の基礎食を説いていますので、近年遠のいていた、本来の人間が食べたら良いという冷え取り健康法でいうメニュー構成は、今や日本よりも世界中で「大豆」「緑茶」のブームにまで及んでいます。
 

何を食べるのか…

 
毎食、海藻類、豆を主とした薄味の「雑穀入り玄米菜食」で、食材はすべて「加熱調理を」をするか、「漬物にしたものを食べる」(味噌や糠漬けなど発酵食品)、これらを毎日少しずつ欠かさず食べている、冷え取りの食事を簡単にいうとこの二行につきます。
 

治すためにやらなくて良い生活習慣…

 
冷え取り健康法は、ただ継続し続けてやっていれば「自分の体が少しずつ答えを出してくれる。」そんな確実な方法なので実感しながら生きている間ずっと、生活の一部にしていればよいのです。
食生活を例えていえば:味つけは素材の香りが十分に分かるほどの味付けが邪魔をしない薄いほうが良いのですが、身体が悪ければ悪いほど「濃い味じゃないと食べられない」そういう人もいますが、冷え取り健康法をやってているうちに、体の体質自体が正常のなって行くので、だんだん自分から味の濃いものが嫌いになるし美味しいと感じられないようのなって行きます。
 

神経質に、積極的に体に良いものだけを選ぶ必要はない…

 
身体が冷えていると偏食しがちです。どんなに情報で良いとされている食品やそれに関わる栄養食品も、偏った摂取はま身体を冷やし、冷えを作ります。
それよりは、冷え取りを実行し体質を変えていけば次第に「体自体が冷やす食品を避ける」こういう原理になっていきます。
考えなくても体がそういう選別をしていくよう変わって行きますから。
大事なことは「四季を問わず冷え取り」をしっかり実行し、その習慣から分かってくる自分の変化を感じて自分で健康づくりを分かる人になることで、誰かに「こうしたらこうなるから」そう言われやることの依存も無くなります。
夏は特に冷えを作る季節。
いつもより心がけて冷え取り健康法を実践する機会です。