田舎暮らしは『四季の旬の食材の宝庫だった。』

 
現在91才の母は元々冷蔵庫も無い大正産まれだから、 育った環境はその土地の『旬の食材』に魚や肉は少し足す、そんな野菜生活の食生活をし成長していたので、私が1971年、東京に上京し独り暮らしを始めるまでは実家での食生活はその季節に取れた野菜だけを 『野菜は全て旬の物』 だけを食べていた。
 
しかし、若い頃は毎年毎年、その季節には同じ野菜ばかりの食事に飽きていました。
八百屋さんにもその季節の野菜だけが店頭に並んだ時代。
 
東京に来てから自炊は、食べたいもの買って来て食べる、その生活が始まる。
 
当時は宅配は無く、国鉄の駅留め預かりで荷物は受け取りに行っていた。
実家から、子を思う気持ちで新鮮な野菜が届いていましたが、流行の食事をしていたころは、折角送ってくれた野菜も傷ましておりました。
 
季節外れの野菜を中心の、年中店頭に並ぶ東京の食品店は便利にしていたが、体は『偏食』に偏り病気も溜まっていきました。
 
冷え取り健康法に出会い、偶然でしょうか近所で産地直送のお野菜の食堂があるとこを知り、当時は広告デザイン会社を経営して事から深夜帰宅の毎日に、その食堂で出されていたご飯はお客様の選択で「玄米か7分づき」、おかずは「産直野菜」味噌汁は「店の方が作った味噌」を出しておりまして、そのお店の食卓が美味しく野菜の取り寄せ先を教えてもらい、以来同じ産直野菜を取り寄せております。
 
すると、前の日に畑から取って来た野菜が次の日に届くので泥付きを洗って調理するわけですが、それまではストアーで泥のどの字ないほどきれいな野菜が何だったんだろうかと?思い始めました。
 
また、届くお野菜は葉野菜も、根菜も子供の頃から郷里で食べていたその味に、冷え取り健康法で体質が変わったんでしょう、美味しくて、素材自体が美味しくて、塩と昆布や椎茸、醤油だけの味付けで充分なおかずが出来ます。
 
実家から届く野菜も当然美味しく、当時の若い頃を思い出すと、両親には申し訳ないと思うことがあります。
 
美味しさも、健康な体で味覚や臭覚が養われいないと、味の濃い、辛い、バターやチーズを使った肉中心になって行くんだと身を以て思い出します。