陶器のゆたんぽ
陶器の湯たんぽのありたがさは、最近もつくづく身に染みて思います。
3月11日の大震災の後、東北、茨城、福島、宮城県には沢山のお客様がおりまして、 最近も頻繁に地震揺れの続く茨城の70代のお客様からお電話で
「今回の地震は生まれて初めての体験。朝から深夜に至り暇なし揺れが頻繁、陶器の湯たんぽを膝に抱いていると気持ちが落ち着くのよ。」と。
湯たんぽはこんな時にも役立っていることを知ります。
26年生まれの私は、もう子供の頃、ブリキの湯たんぽから「あんか」に変わり、陶器の湯たんぽも知らず、あっという間に「電気あんか」「電気毛布」の時代でした。
平成3年、冷え取り健康法と出会い「陶器の湯たんぽを使って寝ると良い」そう勧められて内心驚きました。
小学生から冷え取り健康法に出会うまでの私は「暑がり」。足は火照り冬でも布団から足を出して寝るほどの(冷え逆上せとは知らず)暑がりで、俗にいう「裸足党」で40年近い歳月をそれに合わせた「靴」生活をしていました。40歳で初めて重ね履き靴下を履いたその日から「足が冷えて冷えて」本当は「すごい冷え性なんだ」そういうことに気がつきました。暑がりでアウタースポーツが大好きな反面、月に何回か、年間数回入院するような不調。 病院では治らず当時は「漢方、指圧、鍼灸」などのお世話になるのは当たり前でした。
夏は水風呂、夜はお腹を出して寝るような生活。
冷たい飲み物が中心の暮らしでした。
当然病院神話にいましたので、体調が崩れると「病院通い」は日常茶飯事で。
冷え取り重ね履きを初めて足の冷えから、靴下が脱げなくなり勧められた湯たんぽを寝るときに使うと「お腹が蛙の合唱」のように「ゴロゴロ、グルグル」鳴るようになりました。
普段は何もなく寝ていましたが、湯たんぽを使うと足を湯たんぽにあてると「ゴロゴロ、グルグル」鳴るんです。そして、一瞬にして睡眠し、早朝にすっきり目が覚めるという習慣に。
これはすごいなと思い、さらに2個、3個と増やしてみましたら
「もう、その良さは1個では足りない」それも分かりました。
湯たんぽは色んな使い方がありまして、それは自分で考えながら使いたい方法で使用しています。
昨日朝から27度近い夏日から午後3時過ぎに17度(10度近い温度低下)になり体が冷え冷え、足元が冷たくなりました。
急な大雨の中を歩いていて、暑くても絹のズボン下、カシミヤのズボン下、腹巻や、10枚の重ね履き靴下とレッグウオーマーの生活習慣は、その急な天候不順にも体調を崩さないでいられることを度々実感します。
真冬も上半身は年中半袖やタンクトップです。
「陶器の湯たんぽ」を使い始めて20年、もう毎晩布団へ入れる習慣は、歯磨きと変わらない、日常欠かせないものになっています。
